個人でセルフ写真館を始めてみたいけど、
一体何を準備すればいいのかな??
お店をやるには結構なお金もかかりそうだし心配ね…
こんな悩みを持っているあなたに、個人でセルフ写真館を開業してみた私の経験をもとにざっくりと分かりやすくお話していきたいと思います!
少しでも参考にしてみてもらえれば幸いです!
セルフ写真館ってどんなもの?
まず最初にセルフ写真館について簡単に説明しますね。
もともとは韓国の若者の間で流行した、「カメラマンのいない写真館」「エモいモノクロ写真が簡単に撮れる」と人気になったのがきっかけで、その後日本にも上陸してきました。
お客様はリモートシャッターを使い、好きなポーズを時間内に好きなように撮影ができるというものです。
スタジオ内にはカメラマンがいないので基本的に自分(達)だけの空間で緊張せずに自然な写真が撮影でき、またカメラやライトなどの撮影機材も備えられてるので低価格で気軽に高画質な写真が撮れます。
私自身、写真を撮られるのは昔から苦手でしたが、セルフ写真館では好きなように撮影ができるのでカッコイイ写真を撮ってみたり、少しふざけた写真を撮ってみたりと色んな撮影ができるので楽しいです。
セルフ写真館 撮影の流れ
来店→説明(メニュー説明やシャッターの使い方など)→セルフ撮影(大体15分前後)→画像データ受け取り(店舗によっては写真をもらえたり)→会計→退店
セルフ写真館の認知度って??
2021年、私が開業をしようかと調べていた頃は都心を中心に2~30店舗もなかったようでしたが、この1年で急速に店舗は増えているようです。SNSなどで調べてみても全国で100店舗以上はあります。(2022年2月現在)
若者を中心に認知度もかなり上がっているようですが、まだまだ誰でも知っているという程ではありません。しかし去年から店舗数も増えてきているので着実に認知はされてきています。
私のお店では若者のお客様ももちろん多いですがご家族で撮影に来られる方も多いです。
開業する場所によってはまだセルフ写真館自体がなく全然認知されていないという場所もまだまだあるので下調べはした方がいいです!
まだ場所によっては認知度も低いかもしれないんだね。
場所選びは慎重にしなきゃ。
セルフ写真館開業に必要なもの
これは私が開業した場合のお話になりますので参考までに。
細かい備品は省いてメインで必要なもののみ書いてます。
- カメラ
- 背景(背景布or背景紙)
- 背景スタンド
- ライト
- パソコン(画像データ転送)
- 撮影小物(花やサングラスなど)
ざっくりとこんな感じです。
・まず1のカメラは10万円くらいはかかると思いましょう。もちろんピンキリなので良いものはいくらでもありますが、セルフ写真館で使う前提だと10万円くらいのものであれば機能的・画素数的にも十分使えます。
あとはモノクロ撮影ができるのかだけは確認しておきましょう。
私が購入したのはコチラ↓
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・2の背景ですが、店舗によっては背景を使わない場合もあります。背景を使う場合は布か紙で選びます。
「背景布」→安価ですがシワが入りやすかったり汚れやすかったりします。メリットとしては洗えるものが多く長期的に使いやすい。デメリットとしては定期的に洗う・シワを取るなどの作業が必要。
今現在使っているのは布タイプですが、紙のタイプに切り替えようか悩み中です…。洗ったりシワを取るのが結構面倒です(笑)
ちなみに私が最初に購入したのはコチラ↓
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「背景紙」→はロール状になってるものが多く汚れたら切れますが、使い捨てにしては高価です。メリットとしてはシワになることもほとんどなく、綺麗なパキッとした印象の写真が撮れます。
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・3の背景スタンドですが、なるべく丈夫なものを選びたいところです。
私は最初ライトや背景布・スタンドなどがセットになっている安いやつを購入してみました(2万円弱)が、安定感がなく倒れそうになったり、長さの調整がしにくく使い勝手はあまり良くなかったです。
現在はちょっと太めでしっかりした、そしてバーの長さも細かく調整ができるものに買い直しました。店舗で使うにはこっちの方が断然良かったです。
バーは無段階調整ができると部屋のスペースや背景の幅に合わせてスタンドが置けるのでとっても便利!
私が現在使用中のおすすめスタンドはコレ↓
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・4のライトはセルフ写真館には是非欲しいところ。逆にライトを設置してないところを見たことがありません。ライトにはBOXタイプやアンブレラタイプ、ストロボなどがあります。
ライトで補助光を当てることにより仕上がりも綺麗になりますし、ライトを当てる角度によっても写り方が変わったりと、とても奥が深いです…。
とりあえず安いやつでもいいのでライトは用意しておきましょう。できれば2つは欲しいですね。
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・5のパソコンですが、私は自前のを使用しています。パソコンは撮影したカメラのデータをパソコンに移しお客様のスマホに送る際に使います。
スペックは特に気にしなくてもいいですが、iPhoneにairdropを使ってデータを送りたい場合はMacを用意しましょう。またMacでなくてもGoogleフォトを使用しリンクでお客様に送ることもできますので普通のパソコンでも十分です。
・6の撮影小物は店舗の大きさによって置ける数に限りはありますが、ある程度は用意した方がいいです。定番だと花やサングラス・バルーン・椅子などはほとんどの店舗で置いていると思います。
あとは店舗独自のものを取り入れてみると差別化もできるのでいいですね。
開業資金はどのくらいかかったか?
私の場合でお話していきますね。必要最低限のものをメインで書き出してみます。
- 物件→家賃6万円(礼金1ヶ月・仲介手数料1ヶ月)で18万円
- カメラ・撮影機材など→20万円
- 撮影用小物→3万円
- デスク・椅子・メイク台など→3万円
- 備品など→2~3万円
- パソコン→自前のものを使用
合計→約47万円
どうでしょう?パソコンは自分のをそのまま使っているので金額が入ってませんが思ったよりも安いと思いませんでしたか?
もちろん物件の値段でかなり変わってきますし、カメラやライトなども良いものは値段もかなり変わってきます。内装にもしっかり手をかけていけばまだまだお金はかかります。
カメラで20万とかライトも10万とか…さすがに手が出ませんでした(笑)
私の店舗は20㎡の小さめな部屋で、安めに抑えて4~50万くらいだったという感じです。
セルフ写真館開業時に気を付けておきたいこと
次は、開業してから現在半年ほどやってみて気付いたことや、開業前に気を付けておいた方がいいことを書いていきますね。
店舗の広さ(間取り)
私の店は20㎡ほどの小さい店ですが、正直広さは問題ありません。もちろん広いに越したことはありませんが十分です。それよりも気にした方がいいのは間取りです。
というのも、背景布や背景紙を使う場合はその分の幅が撮影スペースでは最低限必要になります。およそ2m~2.5mは必要です(背景スタンドの大きさにもよります)。
そしてカメラから背景までの距離は最低2m、できれば3mくらいは欲しいところです。
なので2m~2.5m×2m(できれば3m)ほどのスペースを「撮影スペース」として確保できるか確認しましょう。
部屋が正方形・長方形の間取りなら良いですが斜めになっていたり、あまりデコボコしてる間取りやいびつな間取りだと撮影スペースの確保が難しくなってしまいます。
撮影スペースを確保する為に物件の広さよりも
「間取り」を重要視した方がいいんだね。
天井の高さ
そして次に天井の高さです。私の店は天井高2.3mほどのちょっと低めの物件です。天井は最低でも2.5m以上は欲しいです。天井は高い分には困りません。
天井の高さが低い場合のデメリットとしては
- 撮影時に上の部分がはみ出して写ってしまう
- 高さを活かした撮影ができない
- ライティングがしにくい
1はそのままですね。天井が低いとスタンドの上の部分が映り込んだりしてしまったり、立った状態での撮影で上部の余白がうまく取れなくて窮屈な写真になってしまいます。
2は高さを出した写真、例えばジャンプをしたりバルーンなどを持って大きく手を上げている写真などでキレイに収まらなくなってしまいます。
3のライティングは、ライトの当て方が限られてしまうということです。基本的にライトは被写体の斜め上から当てるのが王道となります。(他にも色々な当て方があります)
高さが低いとどうしても真正面から光を当てる感じになってしまうので全体に当てづらくなってしまいます。なので可能であれば天井高は高いに越したことはありません。
天井の高さは明記されていない場合も多いので内見で実際に見てみるか
不動産屋さんに聞いた方がいいんだね。
資金面の余裕
これはセルフ写真館に限ったことではないですが、開業する際は資金面に余裕を持っておきましょう。
私の場合は脱サラして個人でやっているので人件費はかかりませんが、会社員時代の毎月の定期的な給料はもうありません。そして税金や保険などの負担は増えてきます。
店舗の売上がなければ「家賃やローン・生活費」+「店舗の家賃・維持費」が全てのしかかってきます…
もちろん最初は色々調べて「これならいける!」と思って開業すると思いますが、始めから上手くいくとは限りません。
恥ずかしながら私も最初は集客が全然上手くいかず、初月の売上は1万円でした…。
運転資金を多く用意しておかないと開業数ヶ月で資金がなくなり撤退…ということになってしまいます。
また副業で何か収入を得られる状態にしておくと精神安定上いいです。私は数ヶ月収入がほとんど無い状態になってしまい、かなり精神的に追い込まれました…
- 自分の生活費+店舗の維持費を計算し逆算する。
- 本業以外の収入を得られる状態にしておくと精神的に楽。
- 最初から上手くいくと思わない
まとめ
まとめです!
- この1年で認知度は上昇しているがまだ知らない方も多い
- 立地場所はしっかりチェックしておかないと失敗することもあるので調査はしっかりと
- 物件の間取り・天井高さなど注意点があり
- 個人で開業する際は資金面に余裕を持つ(最初から上手くいくとは限らない)
- 安く抑えようと思えば低資金でも開業は可能(物件によるが私は4~50万円で開業)
執筆現在、セルフ写真館を約5ヶ月運営していますがまだまだ稼げているとは言えない状況です。毎月予約数も着々と増えてはいますが、もっともっと頑張らないとです!
店舗を開業する方は集客方法について事前にしっかりと勉強しておく必要があります。
- オフライン集客→チラシ配り、ポスティングなどの人の手を使った集客方法
- オンライン集客→HP作成やInstagram・FBなどでのSNS集客やGoogle広告などのweb広告のインターネットを使っての集客方法
事前に準備しておかないと私みたいに予約が全然入らず初月1万円…なんてことになりかねません。
どんなにいいサービスや商品があっても「集客」ができないと
売上にはならないんだね。早めに勉強しておこう!
もっともっと全国にセルフ写真館が増えていけば認知度もさらに上がるので店舗数は増えていってもらいたいですね!
それでは、本日もありがとうございました!
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