2021年9月、私は個人事業主になりました。
それまでの私は…特にやりたいこともなく会社で社畜となって過ごしているだけのしょうもない凡人でした。
そんな私ですが、晴れて仕事を辞め小さいお店ですが出店させることができました!
~初めての店舗を開業するまでの14年間~
自分で書いてて悲しくなりますが、やりたいことも特になし、特技も資格も何も持っていない、ただの平凡なダメ人間でしたw
ちょっと長いですがお付き合いください。
先程も書きましたが、私は今までずっとやりたいこともない、何かに活かせる特技や資格もない、本当にただの凡人でした。
高校や大学もやりたいこともなかったので、家から近いから~という簡単な理由で決めてしまっていたどうしようもないやつですw
やりたいこともなく就職
大学を卒業し内定をもらっていた会社へなんとなく就職。
もちろんやりたいこともなかったのでバイトでもやっていた小売業での接客販売の仕事に就きました。
が、やりたかった仕事でもなく、1年目に色々とメンタルやられてさっさと退職。
その後はとりあえず働いて辞めてみたいな生活を繰り返してました。
(接客は得意だから~と営業もやってみましたが、マジで向いてなかったですw)
10年以上働いた会社だが…
現在の個人事業主となる直前まで働いていた会社は、また同じように接客販売をしていました。
給料は低いけど仲間が良い人達でなんとか10年以上働いてきました。
しかし向上心もなく仕事をそつなくこなすだけの日々、給料も10年以上働いて上がった金額は3万円。
17万円でスタートして20万円という状態…手取り16~7万くらいです。これはバイトですかw
結婚もして共働きでしたが、嫁さんと変わらぬ給料、このまま40代、50代になってもこのままだと思ったら一気に不安になりました。
2018年、「お金の勉強」を始める!
そしてお金の勉強をしようと立ち上がる…!
ネット検索していて目に付いたのが、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格。
資産運用や不動産、税金や事業関係など、お金にまつわることが幅広く学べるという…
興味のあった資産運用に特化して勉強しても良かったのですが、せっかくやるなら何かに活かせる資格を取ってみてもいいのではないかとFP2級取得を目指しながら勉強することに。
そして2019年、2度目の受験でなんとか合格!
資格を取って意気揚々と転職活動へ。
でも世の中はそんなに甘くない…
資産運用に興味があったのでそっち方面で探してもなかなか仕事が見つからない。あるのは保険や不動産の仕事ばかり。
銀行も少しはあったけど、FPを持っているだけでは難しそうでもう諦めモード…
またしばらくダラダラと仕事をこなすだけの日々。
レンタルスペースに出会う!
そんなこんなでまたダラダラと1年が経ってしまい「そろそろヤバいぞ」と。
その時に知り合いがレンタルスペースの存在を教えてくれたんです。
レンタルスペースとはよくある貸し会議室やレンタルスタジオ、パーティールームなどの、場所を貸し出すサービスのこと。
基本人手がかからないのでサラリーマンなどの副業としても流行ってきている、とのことで
「これいいじゃん!」と早速ネット検索しまくり調べる日々。
嫁さんの知り合いがヨガのインストラクターをやっていてレンタルスタジオなどを借りたりもしていたので、ヨガやダンスができるスタジオにしようと決心。
しかし簡単には進まない…
「物件がない…」
そう、ダンスの出来る物件ってすごい少ないんですよね。
ヨガだけだと売れないかもしれないから絶対ダンスできるスペースじゃないとダメだと思っていたのでまた頓挫…
まあ他にも懸念点はあって、管理に人手がかからないけどクレームがあったら行かなきゃだよね?とか、鍵が盗まれたらどうする?ホントに売上出るのか?会社に副業バレるんじゃないか?などなど色んな不安もあったんです。
そんなこんなで踏み出せない日々が続き…
人生初の「オンラインサロン」へ入会
もう自分だけでは物件も見つからないし不安点も解決できないと感じ「オンラインサロン」への入会を決意。
今まではお金は使いたくないと自分だけでなんとか全てやろうとしていたのですが、やっぱり無理でした。
こうなったら「レンタルスペースを運営している人達が入会しているサロンに入って話を聞けばいいんだ!」と思い、初めてのサロンへ入会。
サロンのオーナーは、私がレンタルスペースの勉強のために見させてもらっていたブログの人が立ち上げたものだったので不安もありませんでした。
そしてこれが大正解!
サロン内ではレンタルスペース開業中の人もいれば、これから開業したい人もいて毎日色んな情報が飛び交ってました。
ネットで検索していただけではわからなかった細かい部分の話も見れるし、こちらから質問することもできました。
おかげで1ヶ月も経たない内に不安は解消され、あとは「物件さえ見つかれば!」という段階までこれました。
レンタルスペース開業までの壁
しかし物件だけはなかなか見つからない。問い合わせしても問い合わせしても断られる、内見までして申し込みしてもオーナーから「不特定多数の人が出入りするのはちょっと…」などと断られることもしばしば…
そう、レンタルスペース最大の壁は物件なんです。
貸し会議室くらいならまだいいですが、ダンススタジオなどにしようとすると一気に物件が見つからなくなる。
物件NGの理由はほとんどがコレ↓
1.不特定多数の出入りはダメ。
2.騒音などでクレームにつながりやすい。
3.レンタルスペースという言葉がまだ完全に認知されていなく不審がられる。
まだレンタルスペースという言葉自体がオーナーさんや不動産屋さんがみんなが知っているワードではないこと。
年配のオーナーさんは特に。
上手く説明もできないと内見すらさせてもらえない、そんなパターンがほとんどでした。
新たな可能性を発見!
そんなこんなでまた数ヶ月が経ち…
ふとサロンオーナーさんの記事を読んでみると、レンタルスペースを運営していた方が「セルフ写真館」というものを始めたとのこと!
「セルフ写真館って聞いたことないけど、一体なんだ??」と思いました。
おそらく多くの人がまだ存在すら知らないのではないのでしょうか。
簡単に言うと韓国で流行った「モノクロでエモい写真が、セルフで撮れる」という写真館です。
- 写真館だがセルフなのでカメラマンはいない。自分自身がカメラマンになれる。
- お客さんはリモートシャッターを持ち、モニターで確認しながら自分の好きなタイミングで写真が撮れる。
- お店には小物も用意されているのでそれらを好きに使い自由に撮影ができる。
- 撮った写真のデータをもらったり、写真でもらったりできる。
文字だけだとわかりにくいですが、実際やってみると…非常に面白い!
まだ日本では数十店舗ほどしかなく、都心や大都市部に集中していて私の住んでいるところにももちろんありませんでした。
でもまだ認知度も少なく、きっとこれからどんどん流行るであろうこの「セルフ写真館」。
ぶっちゃけると非常にそそられました(笑)
セルフ写真館も視野に入れながら物件を探そう!とまた動き出したところ、すんなりと物件が見つかりました。
レンタルスペースだと基本的に無人で不特定多数のお客さんが出入りするということでOKが出にくいのですが、
セルフ写真館だと、無人では運営できないので常駐する人がいる。
そして騒音などのクレームなども起こりにくいし、万が一起こってもスタッフがいるので
すぐに対応もできるのですんなりOKが出ました。
セルフ写真館を開業!
物件もOKが出てもう気持ちは固まりました。最初は副業としてレンタルスペースをやろうと思っていましたが
回り道をしながらも「セルフ写真館」というものに出会い、晴れて個人で開業することとなりました。
スタッフを雇っても良かったのですが、このままストレスを感じながら今の会社にしがみつく必要もないし、
しばらくは利益が出なくても生活できるだけの資金は確保できていたのですんなり退職する決意がつきました。
人生初めての開業、どうなるかわかりませんが自分で何かをやるのってやっぱり楽しい!
これからもやることは山積みですが地道に一歩ずつ進んでいこうと思います。
まとめ
何もなかったただの凡人だった私が店舗開業までなんとかこぎ着けました。
まだこれからどうなるかわからないし、独立することが良いと言いたいわけではありませんが、
やりたいこともなくただ会社で毎日ストレスを感じながら何十年もやっていくのか、リスクを背負ってでも
自分のやりたい道に進んでみるのか?だけだと思います。
私がやったことと言えば、
- 自分の「未来」を想像する
- どうしたらそれが「変えられるのか」を考え
- 現状を変える為の「一歩」を踏み出す
- どうにもならなくなったら人に「頼る」
- 常にアンテナを張り「情報」をキャッチする
この中で一番大事なのが3の「一歩」を踏み出すこと。
私の人生、思い返すといつもいつも考えるだけで行動に移すことが全然できていませんでした。
ちょっと調べてわかった気になって、「これはダメ、あれはダメ」と勝手に決めつけていたんです。
なんでもかんでもやればいいというものでもないと思いますが、「一歩」踏み出してやってみなければ
わからないことも多々あります。
やってみてどうにもならなくなったらその分野に詳しい人に聞いてみましょう。
私もレンタルスペースの勉強をしていて行き詰まった時にオンラインサロンに出会い頼れる仲間達に出会えました。
自分で考えるよりも、実際にやっている人に話を聞くのが一番。
何をやるにも最初の「一歩」を踏み出さないと何も始まりません。
頑張りましょう!!
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